社会福祉法人 信愛会

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理事長・副理事長挨拶

理事長あいさつ

社会福祉法人信愛会 理事長 辰元 信

皆様こんにちは
私は社会福祉法人信愛会 理事長の辰元信(たつもとまこと)といいます。

私達のグループは40年前から、この宮崎県、高岡の土地で、老人施設や老人医療について取り組んできました。在宅、寝たきり、認知症などさまざまな状態の高齢者の方々に対応できるよう、ほぼすべての種類の老人施設を併設している病院でもあります。県内でもかなり古い歴史と経験をもった施設のひとつに入ると思います。しかしこの間、社会の高齢化は急速に進んでおり、いろいろな問題やひずみが生まれて来ているように思います。

宮崎県や高齢者に限ったことではないのですが、急病などでの救急車での搬送、病院への時間外受診、また緊急の入院加療などが困難であったり時間がかかったりするということが私達もたびたび経験しています。また高齢の方々や認知症のある方はさらにその傾向が強まっているように思います。

このため私達が老人施設で最も重視していることは、入所者の急な病気やケガなどに出来るだけ対応して行きたいということです。高齢者は持病も多く、暑さ、寒さなどの環境の変化への対応が難しい、体力の低下に伴う肺炎などの感染症の発症増加や、転倒やケガの危険性、食事に関するトラブルなど、さまざまなことがおこる可能性があり、それらに対応することが必要となります。しかし老人医療は、積極的な検査や高額な医療などが、なかなか行えないことも現実問題としてあります。

実際に高齢者のいるご家族の方々から、急な病院受診や入院が出来るのか?、認知症が進行したらみてくれるのか?などといったご心配の声も多くお聞きしています。そのために私達は可能な限りの安心、安全な施設作りをめざし、夜間や休日でも当院かかりつけ患者さんの受診や入院ができるように、また認知症の患者さんの受け入れ対応が出来るよう、可能な限りの対応をして行きたいと考えています。ただそれはやはり私達だけでできる問題ではありません。入所者ご自身や、ご家族の方々、周囲の方々のご理解やご協力が必要不可欠であると考えています。

私たちもこれまでに長い間、多くの利用者さん、患者さん、ご家族、地域の方々からご支援いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。しかしまだまだ私達自身も学ばないといけないことも多く、今後も皆様からのご協力のもと、医療と福祉の連携を大事にして、より良い老人医療・福祉、地域医療・福祉に努めていきたいと考えています。

 

副理事長あいさつ

社会福祉法人信愛会 副理事長 辰元 圭子

 社会福祉法人の制度改革が始まり、今までにも増して地域に根ざした法人のあり方が求められるようになり、宮崎県も県社協を中心に「みやざき安心セーフティネット」の事業が始まりました。身近な人々の困りごとや不安等を、行政に代わって社会福祉法人が相談支援や経済的援助で支援する制度です。情報不足のため手遅れになるケースがあり、地域の身近な人の情報交換等で高齢者の介護、障がい者の支援、児童の保育、虐待を受けている人へのケアなど、様々な福祉サービスを行うことに努力します。

 一方、特別養護老人ホームは、要介護度3以上の人だけが入所対象となり、重症者や入院等が多くなり、年間の入院・死亡等が多く、生活の場である施設の中は重度化し、活気がなくなります。

 また、職員は重症者のケアのため、人数も多く必要です。現状では、新しく施設を作っても、働く職員がいないという事が、「大都会での話では?」と思っていましたが、宮崎でも起こっています。若者が流出して地元に残らない問題で、Uターン、Iターンの制度を取り入れたり、行政もいろいろな制度を取り込み、これからの人手不足対策に努力しなければなりません。同時に、高齢者を75歳に引き上げる案もありますので、高齢者の雇用も検討し、生涯現役で高齢者の手も借りなければ、看護・介護の仕事は人の手が必要なのです。

 様々な問題が山積して、見通しがなかなか効かない時代になって来ています。

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