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感染症対策とICT化が進んだ一年でした
令和2年12月30日(水)、今年もわずかに2日を残すところとなりました。
令和2年、2020年はどんな年として記憶されていくでしょうか。
最近は天変地異が頻発し、何が起きても驚かないようになってきましたが、
それでも今年はとりわけ異常な年だったと記憶されるでしょう。
大病をした人が、その前後で体質が変わってしまうことがあるそうですが、
私たちの社会も、世界も、このコロナの前後で質的な変化があるでしょうね。
介護の分野でも感染症対策とICT化が一気に進んだ一年でした。
コロナ禍の中で人と会うことが難しくなり、ICT化を進めざるを得ませんでした。
そして、ひとたび新システムを導入してみると、単に便利というだけでなく、
仕事のやり方、仕事をやる土台が変わってくることに気づきます。
例えば、裕生園では今年、インカムを導入しました。
介護ロボット導入支援事業費補助制度を活用したものです。
毎朝、ミーティングを行っていますが、以前はミーティングに参加したスタッフが
それぞれの持ち場に戻ってその内容を伝達していたのですが、
インカム導入後は、ミーティング中もインカムを通して
その内容を同時に職員に伝えることにしたのです。
それにより、伝達のために集まることも必要なくなり、
中継時に内容が間違って伝達される恐れもなくなり、タイムラグもなくなりました。
特に事故報告やヒヤリハット報告などは、タイムラグがあること自体がリスクだったのですが、
1回の報告で、同じ内容が同時にすみずみまで伝達されるようになりました。
また、広い空間で遠い距離で業務上の会話をしなければならない場合は、
どうしても大声となり、内容的にも大まかな話になっていたのですが、
インカムを通すことで大声を出す必要がなくなり、細かい内容でも相手に確実に届きます。
伝達内容の質が向上し、それはひいてはサービスの質につながって行くでしょう。
令和2年、2020年は、大変な年でしたが、新しい可能性を感じさせる年でもありました。
来年こそはコロナが収まり、新しい可能性がより大きくふくらむ年でありますように願っています。
今年一年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。