社会福祉法人 信愛会

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「のれん」という発想(シャトル)

毎日、とても暑い日が続いています。暑中お見舞い申し上げます。

こんなに暑い中、最悪のタイミングで、シャトルの利用者さんの居室のエアコンが故障しました。

業者に問い合わせたところ、修理または入替えをするのに数日かかるとのこと。

それまでの期間、利用者さんにどう過ごしていただくか、ということが問題になりました。

居室はスライドドアで廊下と隔たっていて、廊下はエアコンが効いてかなり涼しいので、

ドアを開けた状態にして冷気を居室に送り込むという案が浮上しました。

そこで、その利用者さんにこの案を伺ったところ、女性であるその利用者さんは同意しませんでした。

じゃあ、ドアは閉めて、扇風機や冷風扇で何とかしのいでもらうしかないのか…

と、私とケアマネジャーは考えました。

翌日、女性の看護職員が、「のれんを使って、部屋の中が見えなくして、そして廊下の冷えた空気をサーキュレーターで居室に送るのはどうか、と尋ねたら、本人さんがOKしてくれました」と言ったのです。

なんと、のれん、とは!

私もケアマネジャーも男性。のれんという発想はなかった。

利用者さんはドアを開けておくことは拒否された。では閉めるしかない。という二者択一の発想しか私達にはなかったのです。

もちろん、男性職員であっても「のれん」の発想のできる方もいるでしょう。

しかし、私は「のれん」と聞いた時、女性ならではの発想だと感心したのです。

のれんであれば、中は見えないが、空気の出入りは自由にできる。

昔からの日本的な知恵も同時に感じました。

ちょっとしたことですが、そのちょっとした中に心にくい配慮が含まれている…

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、「のれん」と聞いた時の私の心の動揺は本当でした。

居室の入口に付けた「のれん」。廊下の冷気をサーキュレーターで室内に送っています

 

 

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